2011-01-01から1年間の記事一覧

『月見月理解の探偵殺人 3』『同 4』『同 5』

今年、2011年6月発売の第5巻で完結した、明月千里(あかつき・せんり)先生の、GA文庫大賞・奨励賞受賞作シリーズ。 第1巻、第2巻の感想は、すでに以前書いてますので。今回は、残りの3冊と、シリーズ全体について。 「月見月」というのは、辞書的には、陰暦…

『僕とツンデレとハイデガー』

『萌え萌えジャパン』『人とロボットの秘密』などの著作で知られる、堀田純司(ほった・じゅんじ)先生の作品。今年、2011年9月発行。 堀田先生は、『AiR』などで、早くから電子書籍に積極的に関わっておられますが。 この『僕とツンデレとハイデガー』は、…

『約束の方舟』

『クジラのソラ』『白夢』シリーズなどで知られる、瀬尾つかさ(せお・つかさ)先生の作品。ハヤカワ文庫JAより、今年7月に、上・下巻同時発行。 瀬尾先生と言えば、今年9月に、一迅社文庫と富士見ファンタジア文庫から、『征王の迷宮塔』第2巻と『調停少女…

『Happy Death Day』

第3回GA文庫大賞・優秀賞受賞作。今年、2011年9月発行。 作者の望公太(のぞみ・こうた)先生は、今年8月発売の第5回ノベルジャパン大賞・金賞受賞作『僕はやっぱり気づかない』で、すでにデビューされてますが。 あとがきによれば、この『Happy Death Day』…

『夕焼け灯台の秘密』

いよいよ今週末、と言うかもう明日、12月3日から、映画『けいおん!』公開スタートですが。アニメーション制作はもちろん、京都アニメーション。 そんな京都アニメーションが刊行している、「KAエスマ文庫」のうちの一冊、『夕焼け灯台の秘密』が、今回の感…

『天使から百年 2』

『マルタ・サギーは探偵ですか?』『ちょー』シリーズなどで知られる、野梨原花南(のりはら・かなん)先生の作品。2010年9月発行。 来週、12月2日、講談社がついにライトノベルに本格参入、ということで、新レーベル・講談社ラノベ文庫が創刊されますが。 …

『原色の想像力』

第1回(2010年)創元SF短編賞の最終候補作から、佳作をはじめとする9編と、受賞作家の受賞後第1作『ぼくの手のなかでしずかに』を収録したアンソロジー。2010年発行。 なお、受賞作である松崎有理先生の『あがり』は、先に刊行された『年刊日本SF傑作選 量子…

『NOVA 5』

SFを中心に書き下ろしの新作短編を集めるオリジナル・アンソロジー《NOVA》シリーズの第5巻。今年の8月発行。 ちなみに今週、11月8日には、シリーズ最新巻『NOVA 6』が発売されています。 『NOVA 6』は、ベテラン勢+新人特集とのことで、宮部みゆき先生、樺…

『空の境界 未来福音』

『空の境界』『Fate/stay night』などで知られる、奈須きのこ先生、武内崇先生の作品。 もともとは、2008年の夏コミで頒布された同人作品で、『空の境界』本編のサイドストーリーおよび後日談を描いたものですが。 それが来週、11月10日に、一般書籍として発…

『輪るピングドラム』 #15

2011年秋の新番組ラッシュも一段落ということで、前期からの継続番組の途中感想を。 2011年夏スタートの、話題の作品。 (残りの11行、ネタバレあり)

『ラストエグザイル―銀翼のファム―』 #1

監督・千明孝一さん、シリーズ構成・吉村清子さん、キャラクターデザイン・村田蓮爾さん、堀内修さん、高岡じゅんいちさん、原作・アニメーション制作・GONZOの、2011年秋新番。 (残りの7行、ネタバレあり)

『ギルティクラウン』 #1

監督・荒木哲郎さん、シリーズ構成・吉野弘幸さん、副シリーズ構成・大河内一楼さん、キャラクター原案・redjuiceさん、アニメーション制作・Production I.Gの、2011年秋新番。 (残りの8行、ネタバレあり)

『未来日記』 #1

原作・構成協力・えすのサカエ先生、監督・細田直人さん、シリーズ構成・高山カツヒコさん、アニメーション制作・アスリードの、2011年秋新番。 (残りの7行、ネタバレあり)

『ペルソナ4』 #1

原作は、人気ゲーム『ペルソナ4』(Index)。 ペルソナデザインコンセプト・金子一馬さん、キャラクター原案・副島成記さん、監督・岸誠二さん、シリーズ構成・柿原優子さん、アニメーション制作・AIC ASTAの、2011年秋新番。 (残りの7行、ネタバレあり)

『境界線上のホライゾン』 #1

原作・川上稔先生、キャラクターデザイン原案・さとやす先生(TENKY)、監督・小野学さん、シリーズ構成・浦畑達彦さん、アニメーション制作・サンライズの、2011年秋新番。 (残りの7行、ネタバレあり)

『Fate/Zero』 #1

原作・虚淵玄先生(ニトロプラス) / TYPE-MOON、原案・奈須きのこ先生、キャラクター原案・武内崇先生、監督・あおきえいさん、アニメーション制作・ufotableの、2011年秋新番。 (残りの8行、ネタバレあり)

『ベティ・ザ・キッド』

テレビアニメ化もされた『魔術士オーフェン』シリーズや、『カナスピカ』『ハンターダーク』などで知られる、秋田禎信(あきた・よしのぶ)先生の作品。 秋田先生と言えば、その代表作・『魔術士オーフェンはぐれ旅』の新シリーズが、先週、9月24日発売の『…

『かめ探偵K』

昔から「鶴は千年、亀は万年」などと申しまして、亀というのは大変に長寿でおめでたい生き物として……なんて、少し落語っぽい(?)出だしで始めます今回の作品は。 今年5月に刊行された、北野勇作(きたの・ゆうさく)先生の『かめ探偵K』です。 北野勇作先…

『BEATLESS』 #1〜4

小説家・長谷敏司先生、イラストレーター・redjuice先生、そしてフィギュアメーカー・GOOD SMILE COMPANYがコラボレーションしたプロジェクトの作品。 『月刊ニュータイプ 2011年7月号』から連載の始まった、小説『BEATLESS』の、以下、感想です。 (残りの2…

『陽の鳥』

この夏、「スタート! 夏☆電書」キャンペーンと銘打って、『空の境界』や『NO.6』など、講談社の人気作・話題作が続々と、電子書籍としてリリースされたのですが。 こちらも、そんな作品のうちの一つです。 もともとは、講談社の文庫情報誌『IN★POCKET』に連…

『六花の勇者』

タイトルにある「六花」は、カバー裏表紙の内容紹介では、「ろっか」と振り仮名してあります。 「六花」(「ろっか」あるいは「りっか」)と言うと、辞書的には、雪の異称、ということになりますが。それとの関連は、今のところ不明です。 『戦う司書』で知…

再始動。

いよいよ今週、8月25日は、『戦う司書』の山形石雄先生の待望の新シリーズ、『六花の勇者』の発売日です。 スーパーダッシュ文庫ホームページでも、今月の特集で、「圧倒的アドベンチャー、開幕!!」と紹介されています。 また、『ジャンプSQ.』公式ページの…

お疲れ様でした

今回はいつになく体調万全(笑)で、あと、今年はどこもかしこも節電(弱冷房)で、暑さにちょっとは耐性ついたかなとか、思ってたんですが。 やっぱり直射日光の下の行列は、さすがに体にこたえますね……。 帰りに寄ったファーストフード店で、テンプレート…

『NOVA 4』

SFを中心に書き下ろしの新作短編を集めるオリジナル・アンソロジー《NOVA》の第4巻。今年5月発行。 昨日、8月8日には、シリーズ最新刊、『NOVA 5』が発売になっています。 『NOVA 5』掲載作の中では、伊坂幸太郎先生の「超絶技巧の時間SF」というのがすごく…

『魔術師たちの言想遊戯 I』

タイトルにある「言想遊戯」は、「ロゴスゲーム」と読みます。 今年2月に発売された、第12回エンターブレインえんため大賞・特別賞受賞作。 (残りの16行、ネタバレあり)

『コクリコ坂から』

先々週、7月16日ロードショーのスタジオジブリ作品、さっそく見てきました。 企画・脚本は宮崎駿さん、原作は高橋千鶴先生・佐山哲郎先生、もう一人の脚本として丹羽圭子さん、そして『ゲド戦記』以来5年ぶり、2作目の監督は宮崎吾朗さんです。 (残りの17行…

『神様ドォルズ』 #2

第1話の感想が、どうもうまく文章に出来てない気がして。 第2話を見ながらもう少し考えたことを、補足です。 (残りの8行、ネタバレあり)

『神様ドォルズ』 #1

『カムナガラ』『天にひびき』などでも知られる、やまむらはじめ先生の同名漫画を原作に。 監督に岸誠二さん、シリーズ構成に上江洲誠さん、アニメーション制作はブレインズ・ベースというスタッフの、新作TVシリーズ。 (残りの6行、ネタバレあり)

『NO.6』 #1

『バッテリー』『テレパシー少女「蘭」事件ノート』などでも知られる、あさのあつこ先生の同名小説を原作に。 監督に長崎健司さん、シリーズ構成に水上清資さん、キャラクター原案・コンセプトデザインにtoi8さん、アニメーション制作はボンズというスタッフ…

『BLOOD-C』 #1

映画やテレビやコミック、小説、ゲームなど、これまで様々なメディアで、いくつものバリエーションが展開されてきた、『BLOOD』シリーズ。 その『BLOOD』が、『XXXHOLiC』『GATE 7』などのCLAMP先生の参加を得て、監督に水島努さん、アニメーション制作はも…