2010-01-01から1年間の記事一覧

『さよならペンギン』

今年、2010年の日本SF大賞は、森見登美彦先生の『ペンギン・ハイウェイ』だったそうですが、それとは関係なく。 『ジョン平とぼくと』シリーズなどで知られる、大西科学(おおにしかがく)先生の作品。今年の5月発行。 大西科学先生と言えば、先週、12月25日…

日曜午後5時

評判通り、今回の『STAR DRIVER』(第12話)は、特に気合いの入った、見応えのある回でした。 キャラクターの内面や、キャラ同士の関係性の掘り下げも、いい感じに深まってきて、やっぱり『スタドラ』、面白いです。 で、番組の最後に、来年4月スタートの『…

『ベッドタイム・ストーリー』

星海社のウェブサイト『最前線』のスペシャル企画、『坂本真綾の満月朗読館』で、先月、11月22日の回にUSTREAM配信された、乙一先生の書き下し新作。 ちなみに、本日、12月21日19時からは、『坂本真綾の満月朗読館』最終夜として、奈須きのこ先生の新作『月…

『月刊アニメスタイル』

「月刊アニメスタイル発表記者会見」って何事かと思ったら、新しく紙の雑誌を――毎号付録にフィギュアのついてくる雑誌を出す、ということだそうで。 電子書籍元年とも言われる今年、ソニーのReaderやシャープのGALAPAGOSの発売日直前に、「発表記者会見」と…

『涼宮ハルヒの憂鬱』

先月末、11月26日発売の『涼宮ハルヒの憂鬱 ブルーレイ コンプリートBOX』、ようやく開けてみました。 以前、第2期テレビシリーズ放送時に、当ブログで「今回のTVシリーズが仮に2クール・全26話構成だったとして」なんて話をしてましたが。 実際には、第1期…

『NOVA 2』

SFを中心に書き下ろしの新作短編を集めたオリジナル・アンソロジー、『NOVA』の第2巻。今年の7月発行。 編集後記に「ちなみに第三巻は、二〇一〇年十二月の刊行予定で進行中。」とある通り、シリーズ第3弾、『NOVA 3』が、昨日、12月7日に発売になっています…

『イマジン秘蹟 1』『同 2』『同 3』

タイトルにある「秘蹟」は「サクラメント」と読みます。 『喪男の哲学史』や『電波男』など、評論活動でも知られる、小説家、評論家、本田透(ほんだ・とおる)先生の作品。2007年10月開始で、現在、第3巻まで刊行中。 本田透先生と言えば、『円卓生徒会』シ…

『あなたの人生の物語』

テッド・チャン先生の、2003年発行(原書は2002年刊行)の作品集。浅倉久志先生・他・訳。 ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞といった名だたるSF賞を受賞した、8篇の作品が収録された傑作集です。 テッド・チャン先生と言えば、そうした錚々たる受賞歴に…

一期一会……

観光客らしき外国の方に道を尋ねられたりすると、焦ってしまっていつも、頭の中が真っ白になります。(今回はインドからお越しの方でした。) 自分の英語力が残念すぎる有り様だからというのも、もちろんあるんですが(笑)。 この人とは、たぶんこの先もう…

『ベッドタイム・ストーリー』

星海社のウェブサイト『最前線』のUSTREAM配信企画『坂本真綾の満月朗読館』、週明け月曜日、11月22日の回は、いよいよ乙一先生の『ベッドタイム・ストーリー』。 今回は書き下し新作(!)ということで、翌日が祝日ということもあわせて、同時接続数、総視…

『ゼロ年代SF傑作選』

『SFマガジン』に掲載された「リアル・フィクション」を中心とする、全部で8本の短篇を収録したアンソロジー。今年の2月発行。 なお、「リアル・フィクション」の定義などに関しては、SF・文芸評論家、藤田直哉先生による本書巻末解説をご覧ください。自分に…

『マルドゥック・スクランブル』

いよいよ今週末、11月6日から、劇場版アニメ『マルドゥック・スクランブル 圧縮』も公開される、冲方丁(うぶかた・とう)先生の2003年の日本SF大賞受賞作。 冲方先生と言えば、今年は、初めての時代小説『天地明察』が、第31回吉川英治文学新人賞などを受賞…

『機動戦士ガンダムUC 1』

『亡国のイージス』や『終戦のローレライ』などで数々の文学賞を受賞し、『∀ガンダム』のノベライズも手掛けた小説家・福井晴敏(ふくい・はるとし)先生が。 『機動戦士ガンダム』・いわゆる“ファーストガンダム”に連なるシリーズの世界観と真正面から向き…

『世紀末オカルト学院』 #13

今頃ですが、先シーズン(2010年7月期)の注目作・『世紀末オカルト学院』、最終話のラストについてです。 (残りの13行、ネタバレあり)

『ルー=ガルー』

(残りの2行、ネタバレあり)

『借りぐらしのアリエッティ』

(残りの2行、ネタバレあり)

『劇場版 機動戦士ガンダム00』

(残りの2行、ネタバレあり)

『REDLINE』

(残りの2行、ネタバレあり)

最近見に行った映画

わりと短期間に立て続けに見て来たので、なかなか長文の感想までは手が回りませんが、せっかくなのでごくごく簡単な感想だけでも。 近頃はシネコン形式の映画館が増えてきて、スクリーン数・座席数の調整がしやすいためもあるのか、どの作品も予想以上にお客…

『STAR DRIVER』 #1

監督・五十嵐卓哉(いがらし・たくや)さん(『ソウルイーター』など)、シリーズ構成・榎戸洋司(えのきど・ようじ)さん(『トップをねらえ2!』など)。 『桜蘭高校ホスト部』のコンビが再び、同じくアニメーション制作・ボンズで贈る、新番組。 (残りの1…

『金の瞳と鉄の剣』 #1

同じく、先日プレオープンした星海社のウェブサイト・『最前線』掲載作品。 『吸血殲鬼ヴェドゴニア』や『アイゼンフリューゲル』などで知られる、虚淵玄(うろぶち・げん)先生の作品です。 (残りの15行、ネタバレあり)

『星海大戦』 #1

先日プレオープンした星海社のウェブサイト・『最前線』掲載作品。 『全死大戦』シリーズなどで知られる、元長柾木(もとなが・まさき)先生の新たな「大戦」シリーズ。 (残りの16行、ネタバレあり)

『天使から百年』

『マルタ・サギーは探偵ですか?』シリーズなどで知られる、野梨原花南(のりはら・かなん)先生の作品。 今年5月にこの第1巻が出たばかりですが、先週、9月18日に、早くも第2巻が発売されています。 ほとんど“ジャケ買い”ならぬ“表紙買い”をしたまま、未だ…

『最前線』

闘うイラストーリー・ノベルスマガジン『ファウスト』編集長の太田克史さんが副社長を務める星海社の、ウェブサイト『最前線』がついに本日、プレオープン。 プレオープンと言いながら、いきなり結構なボリューム。 期待してます。掲載作品の感想は、またい…

『カラフル』

『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』や『河童のクゥと夏休み』などで知られる、原恵一(はら・けいいち)監督の最新作。見てきました。 2000年にはすでに実写映画化もされている、直木賞作家・森絵都(もり・えと)先生の同名小説が原作で…

追悼番組……

パプリカ:P.S.「夢見る子供たち」って映画、とても良かったのでお薦めです。 先週末、アニマックスで放送されていた、今敏(こん・さとし)監督の追悼番組を視聴しました。『東京ゴッドファーザーズ』と『パプリカ』の2本立て。 (どちらも自分は劇場で、す…

『All You Need Is Kill』

アニメ化もされた「よくわかる現代魔法」シリーズなどで知られる、桜坂洋(さくらざか・ひろし)先生の作品。2004年発行。 今年4月に、この『All You Need Is Kill』を原作にした脚本の映画化権(?)が、アメリカのワーナー・ブラザーズに売れた、というニ…

『デュカタンの娘』

先週、8月19日発売の、『ジャンプSQ.』季刊増刊・『ジャンプSQ.19 2010年09月号(夏号)』掲載作品。 『ジャバウォッキー』の久正人先生・原作、『紅 kure-nai』の山本ヤマト先生・漫画。 5月に『ジャンプSQ.19』創刊号が出たときに、次号にこの読み切りが載…

コミケ雑感

今年は、特に1日目とか、曇り空で風もあって気温もさほど上がらず、比較的過ごしやすい感じでした。屋外は。会場内はもちろん、蒸し風呂状態なんですけど(笑)。 エスカレーターの所に、手作り風のアナウンス装置があって、注意事項を流してて。その時は暑…

『ZOO』

2005年に映画化もされている、乙一(おついち)先生の傑作短編集。 乙一先生と言えば、待望の新刊『なみだめネズミ イグナートのぼうけん』が、先週、8月6日に発売されています。 一応、児童書という体裁ですが、もともと寓話的な作品も多い印象の乙一先生な…