『輪るピングドラム』 #1

美少女戦士セーラームーン』『少女革命ウテナ』などで知られる幾原邦彦監督の、実に12年ぶりと言う監督作品。
キャラクター原案に星野リリィ先生を迎え、監督と連名でのシリーズ構成に伊神貴世さん、アニメーション制作はブレインズ・ベースという、完全オリジナルTVシリーズ。


(残りの9行、ネタバレあり)

高倉晶馬:「僕は、「運命」って言葉が嫌いだ」

高倉晶馬:「あの時から僕たちには未来なんてなく、ただきっと、何者にもなれないってことだけがはっきりしてたんだから」

幾原監督って、女の子的なキラキラしたものをカタチにするのが本当に上手いなぁと、あらためて。もちろん、他のスタッフさんの力もありますが、それも含めて。
画面の密度と言うか、作品としての作り込みが、今回はさらにすごくて。一つ一つの絵にどんな意味があるのかないのか分からないまま、映像としてまず魅了される感じ。
あからさまに伏線っぽく挿入されるリンゴの話も、なんだかワクワクします。
「生存戦略ーー!」な帽子に操られた妹の運命は? そして、2人の兄たちが手に入れなければならない、「ピングドラム」とは――?

高倉冠葉:「もし、人が運命を無視して、本能も、遺伝子の命令も無視して、誰かを愛したとしたら。神様、そいつは、本当に人なのか?」

高倉冠葉:「俺は、「運命」って言葉が嫌いだ」

輪るピングドラム』は、MBS・TBS系地上波での放送のほか、BS-11やAT-Xでも、ともに7月15日より放送開始予定。ニコニコチャンネル(ニコニコ動画)でも配信予定です。