『009 RE:CYBORG』

映画館でチケット購入の際、一緒に、ティムール・ベクマンベトフ監督の最新作のチラシも渡されたんですが。これってどの上映劇場でも配っているんでしょうか?(笑)
さて、それはともかく、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』『東のエデン』などで知られる、神山健治監督の最新作です。
原作はもちろん、故・石ノ森章太郎先生による、日本SFマンガの金字塔、全てのサイボーグマンガ・アニメーションの原点とも言える、『サイボーグ009』ですが。
この『009 RE:CYBORG』は、その原作をリスペクトしつつ、2013年という、リアルタイムな現代を舞台に、全く新しい物語、完全オリジナルストーリーになっています。
(原作:石ノ森章太郎、脚本・監督:神山健治、キャラクターデザイナー麻生我等、アニメーションディレクター:鈴木大介、共同制作:Production I.G / サンジゲン。)
先々週、10月27日より全国公開中の本作、せっかくなので3D立体視バージョンを、さっそく見てきましたので、その感想を。


(残りの10行、ネタバレあり)
主人公・島村ジョーは、高校生。
六本木ヒルズに住むというセレブな彼も、繰り返される変わらない日常を前に、いつしか無差別テロ――超高層ビルの爆破という、暗い夢想を抱くようになりますが。
そんな思いで訪れた六本木ヒルズの展望台で、どこからか飛来したミサイルと、見知らぬ大男が襲いかかってくる状況下、彼はついに、封じられていた記憶を甦らせます。
そう、主人公は実は、これまで何度も世界を救ってきた、サイボーグ戦士たちのリーダーだったのです!
折しも世界では、大都市の超高層ビルを狙った、同時多発爆破事件が発生中。それぞれの事件につながりが見えないなか、真相を探るべく、彼らは行動を開始します。
次々と迫りくる危機に、サイボーグ戦士たちが見せる驚異のアクション! 主人公に好意を寄せる美女との再会、そして熱いラブロマンス!
信じられない過去の遺物までも飛び出して、物語は展開していきます。
映像的には、手描きセルアニメ風の3DCGIアニメーションという、最新のチャレンジが見られますし、ストーリーにも謎と緊張感があって、すぐにお話に引き込まれました。
“終わらせなければ、始まらない。”――主人公の選択と物語の結末は、迫力の映像・音響とともにぜひ映画館で、エンドロールの終わりまで、じっくりとご覧ください。
……ちなみに『ウォンテッド』の感想はこちらです(笑)。もちろん自分の感じた、個人的な感想ですので!