『青の祓魔師 1』

タイトルにある「祓魔師」は、「エクソシスト」と読みます。
加藤和恵先生の、待望の新シリーズ・第1巻。
『ロボとうさ吉』終了後、ちょっと間隔が空いてしまいましたが、先生のマンガをまた読めるようになってうれしいです。しかも期待以上の面白さ。


(残りの9行、ネタバレあり)

メフィスト・フェレス:「貴方に残されている選択肢は二つ」

まず、神父さん(養父)がすごくいいキャラで。カバー裏表紙のあらすじを事前に読んでると特に。
で、それ以上に癖があって面白いのが、学園理事長。
主人公との初顔合わせは最悪だし、ぱっと見、猛烈に「胡散臭ぇヤツ」なんですが、でも実は結構いい人っぽい?
そうだとしても、何か企んではいそうですけど。
作画的には、ほんとに全部うまい漫画家さんだと思うんですが、特にキャラの表情が良いです。シリアス調のも、崩した感じのも。
あと、要所要所で挿入される、緻密な背景・小道具にもため息が出ます。現代的とレトロ調、西洋式と純和風をいい感じにミックスさせたデザインも素敵です。
なんと言うか、見所いっぱい・お腹いっぱいで、読んでて幸せな気分になってくる一冊でした。
先生の公式サイト(情報元:Wikipedia)のブログによれば、「2巻もなるべく早めに出そうと、ただ今がんばっております」とのことで、すごく楽しみです。