『書家』

第7回アニマックス大賞を受賞したシナリオを、プロダクション・アイジー制作でアニメ化。アニマックスにて、先月末に放送。
新番組ではないんですが。と言うか、むしろこのまま新番組として放送していってほしい感じの、テレビシリーズ第1話的なクオリティの・構成の作品でした。


(残りの7行、ネタバレあり)
第7回アニマックス大賞の募集テーマが「アクション」だったみたいで、その受賞シナリオに応えて、アクション作画がとても良かった・面白かったです。
静止しててもゆらゆらと揺らめいているような、独特のキャラクターデザインもすごく作品に合ってたと思います。
あと、ヒロインが何気にキュート。声の演技とか、キャラの振る舞い的な意味で。絵的には、ちっともかわいくないんですけど(←言い過ぎです)。
ストーリーとしては、「画仙道術」という、紙に描いた絵や文字を実体化させたりできる秘術の遣い手たちが、徳川幕府側と謎の集団側に分かれて戦う、というお話。
絵や文字を“実体化”という設定も、たとえば今回、敵方の女性キャラに片鱗がうかがえたような気がしたんですが、突き詰めていくと面白くなりそう。
主人公たちの活躍により緒戦を制した、幕府側の「画仙道」一門が、江戸に集結したところで、終わりと言うか、続くと言うか。
何らかの形で今後、これの続き的なものが見られればいいんですけれど。