『アバター』

いろいろと偶然の巡り合わせで、先日ようやく見てきました。『アバター』3D(IMAX)・日本語吹替版。
この映画はぜひ劇場で見ておきたいと、もともと思ってはいたものの。全世界歴代興行収入第1位の人気作だし、アカデミー賞授賞式もあったばかりだし。
まだまだ混んでるだろうなと思って、もっと経ってから行くつもりだったんですが。いくつか運も不運も重なって、ついに行ってきました。
で、実際、お客さんはすごく多かったですけど、ともかくちゃんと劇場で見られてほんと良かったです。
3D版ではなく2D版の方ですが、4月23日に早くもブルーレイ/DVDが発売とのことで、予約受け付けも始まっているようです。


(残りの14行、ネタバレあり)
まず、3Dに関してですが、ゆっくりとした動きのシーンで特に、すごく立体感ありました。
例えば、タンポポの綿毛みたいなのが空中に漂っているシーンとか、奥行きのある風景をカメラがググ〜ッとズームしていくシーンとか。
動きの早いシーンも、いきなり催涙弾とか飛んできたら、思わず体ひねってよけちゃうくらい(笑)、じゅうぶん3Dでしたけど。
それから、内容に関しては、前半は、主人公たちの葛藤や和解を、回想や独り言なんかも駆使しつつ描いてて。ドラマ的に相当詰め込んである感じ。
後半は、一体これ、どうやって終わらせるの?!的に、ずっとハラハラさせられっぱなし。
2時間40分以上ある映画ですが、今まで何分経ったかとか、あと何分あるのかとか、そういう風に気が散ったりすることもなく、作品世界に没入できました。
あと、印象に残ってるのは、“パパ”強いな!ってこと(笑)。単にしぶといだけじゃなく、ちゃんと主人公に問いを突きつけたりもしてましたし。さすが“パパ”。
そんな訳で、映像的にも、お話的にも、大満足の作品だったんですが。続編制作も、当然視野に入っているということで。
本編中、「情報ネットワーク」がどうこうと、概念だけは意味ありげに出てきてましたけど。今回、つっこんだ話はなかったみたいで。
そういうのは、続編ストーリーの鍵になっていく・今後明らかにされるのかな。
そもそも「アバター」っていうと、インターネットのコミュニティなんかで設定する、自分自身の分身キャラ、を思い浮かべてしまいますし。
早くから日本のアニメやマンガを高く評価してくださっている、ジェームズ・キャメロン監督のことですから。
今にきっと登場人物に、「ネットは広大だわ」とかなんとか、言わせてくれるに違いありません(笑)。分かる人にだけ分かる感じに。
続編すごく楽しみです。