『空白を満たしなさい』『私とは何か』

芥川賞受賞の『日蝕』や、『葬送』『決壊』などで知られる、平野啓一郎(ひらの・けいいちろう)先生の作品。
『空白を満たしなさい』の方は、週刊コミック誌『モーニング』で、2011年9月から、1年間にわたり連載されていた小説で、単行本は2012年11月刊行。
そして『私とは何か』(『私とは何か――「個人」から「分人」へ』)の方は、2012年9月刊行の新書です。


(残りの20行、ネタバレあり)

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『劇場版 空の境界 未来福音』

Fate/stay night』『DDD』などでも知られる、奈須きのこ(なす・きのこ)先生の小説が原作の、劇場アニメーション・『空の境界』の最新作。先々週、9月28日公開。
(原作:奈須きのこ、監督:須藤友徳、キャラクター原案:武内崇、脚本:桧山彬(ufotable)、キャラクターデザイン・作画監督:須藤友徳・菊池隼也、アニメーション制作:ufotable。)
『劇場版 空の境界 未来福音 extra chorus』も同時上映の本作、さっそく見てきましたので感想です。


(残りの18行、ネタバレあり)

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『キャプテンハーロック』

APPLESEED アップルシード』『エクスマキナ』などで知られる、荒牧伸志(あらまき・しんじ)監督の最新作。第70回ヴェネチア国際映画祭・特別招待作品。
(原作総設定:松本零士、監督:荒牧伸志、脚色:福井晴敏、脚本:福井晴敏・竹内清人、コンセプト・キャラクター・デザイン:箕輪豊、アニメーション制作:東映アニメーション。)
以下、今月、9月7日より公開中の映画『キャプテンハーロック』の感想です。


(残りの16行、ネタバレあり)

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『AKIRA』

『MEMORIES』『スチームボーイ』などでも知られる、大友克洋(おおとも・かつひろ)監督が、自作の同名コミックを、自ら映画化した作品。1988年公開。
(原作・監督:大友克洋、脚本:大友克洋橋本以蔵、キャラクターデザイン:大友克洋、作画監督:なかむらたかし、作画監督補:森本晃司、アニメーション制作:東京ムービー新社。)
先週、国際オリンピック委員会総会にて、2020年のオリンピック・パラリンピック競技大会が、日本の東京で開催されることに決まりました。
それを受けて、ネットでは、五輪開催前後のコミケ会場問題などとともに、この『AKIRA』が作中で、2020年の東京オリンピックを予言していたとして話題でした(笑)。
というわけで、せっかくなのでこの機会に、映画『AKIRA』の感想を。


(残りの21行、ネタバレあり)

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『マン・オブ・スティール』

ウォッチメン』『300〈スリーハンドレッド〉』などで知られる、ザック・スナイダー監督の最新作。
先週、8月30日公開の映画・『マン・オブ・スティール』の感想です。


(残りの14行、ネタバレあり)

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『パシフィック・リム』

『パンズ・ラビリンス』『ヘルボーイ』などで知られる、ギレルモ・デル・トロ監督の最新作。今月、8月9日より全国公開中。
もともと見に行くつもりで、ちゃんと前売券も買ってあったんですが。コミケへ行ったり、思いがけず初めて歌舞伎を見て来たりで、すっかり遅くなりました。
ともかく以下、『パシフィック・リム』(IMAX 3D・日本語吹替版)の感想です。


(残りの18行、ネタバレあり)

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