一時休止のごあいさつ
さて突然ではありますが、今回の更新をもちまして、当ブログはしばらく休止とさせていただきます。
思い起こせば2009年の年頭に、ほんの軽い気持ちで始めたブログだったのですが。
作品感想を主としてきたこともあり、たくさんの素晴らしい出会いに恵まれ、思いも寄らなかった充実した楽しい時間を過ごすことができました。
ただ最近は、もともと気楽な趣味だったはずのブログに、ちょっと時間をかけ過ぎ・かかり過ぎ、と思うところもあって。
ちょうど間もなく5年という、切りのいいタイミングでもありますし、このあたりで少しお休みをいただこうかなと。
一応今のところ、いずれ再開するつもりではありますが、ともかくとりあえず、これまでのご愛読(?)、誠にありがとうございました。それでは、いつかまた。
『魍魎の匣』
直木賞受賞の『後巷説百物語』や、アニメ映画化もされた『豆富小僧』などでも知られる、京極夏彦(きょうごく・なつひこ)先生の、通称「百鬼夜行」シリーズの第2作。
本作は、1995年発行の講談社ノベルス版を皮切りに、文庫版、ハードカバー版など、様々なバージョンの物が出ていますが、今回読んだのは、2012年発行の電子書籍版です。
なお、文庫版『魍魎の匣』に関しては、ゲーム『NEWラブプラス』とコラボした、『NEWラブプラス』オリジナルカバーバージョンも発売されていたようです。
つい先日、その『ラブプラス』シリーズの最新作・『NEWラブプラス+』の2014年春発売が発表されて、そう言えば、と思ってこの機会に感想を。
(残りの24行、ネタバレあり)
続きを読む『一九八四年 [新訳版]』
『動物農園』『カタロニア讃歌』などでも知られる、ジョージ・オーウェル先生の作品。原書は1949年発表。こちらは高橋和久先生による、2009年の新訳版です。
近年は村上春樹先生の『1Q84』関連で話題にのぼることも多いですが、自分は未読だったので。もっとも本国イギリスでも、「読んだふり本」第一位みたいですが(笑)。
ちなみに本作は、2012年から2013年に放送のオリジナルTVアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』とコラボした、「紙の本を読みなよ」フェアの対象作品でもありました。
「紙の本」ついでにもう一つ付け加えますと、本作は電子書籍版も出てますが、トマス・ピンチョン先生の解説を収録していないものもあります(全部?)ので、ご注意を。
(残りの19行、ネタバレあり)
続きを読む『攻殻機動隊ARISE border:1 Ghost Pain』
士郎正宗×黄瀬和哉×冲方丁×Production I.Gのコラボが創り出すSFアニメ。原作版、押井守監督版、神山健治監督版に続く、第四の『攻殻機動隊』プロジェクトの第1弾。
(原作:士郎正宗、総監督・キャラクターデザイン:黄瀬和哉、シリーズ構成・脚本:冲方丁、監督・絵コンテ:むらた雅彦、作画監督・サブキャラクターデザイン:西尾鉄也、アニメーション制作:Production I.G。)
各話およそ50分・全4部作予定の、この『攻殻機動隊ARISE』シリーズ。その最新作・『border:2 Ghost Whispers』が、いよいよ今月末、11月30日より劇場上映されます。
それを記念して、シリーズ第1話である本作・『border:1 Ghost Pain』が、11月17日にアニマックスで、11月20日にBS11で、11月30日にTOKYO MXで、それぞれ放送予定。
ということで、7月26日発売の『border:1 Ghost Pain』のBlu-rayを急いで開封(←こういうパターンが自分は多い……)、ようやく見てみました。以下、その感想です。
(残りの14行、ネタバレあり)
続きを読む『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語』
2011年に放送され、話題を呼んだ、TVアニメシリーズ・『魔法少女まどか☆マギカ』。
その総集編(+α)的な内容だった、『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編] 始まりの物語』『同 [後編] 永遠の物語』に続く、待望の完全新作・映画化第3弾。
(原作:Magica Quartet、総監督:新房昭之、脚本:虚淵玄(ニトロプラス)、キャラクター原案:蒼樹うめ、監督:宮本幸裕、総作画監督:谷口淳一郎、山村洋貴、アニメーション制作:シャフト。)
自分はTVシリーズは全話見てましたが、『劇場版 [前編]』『同 [後編]』も、前日にBlu-rayでしっかり見て、興奮さめやらぬまま・寝不足のまま、行ってきました。
先週末、10月26日より全国ロードショー中の、『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語』についての、以下、感想です。
(残りの13行、ネタバレあり)
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